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Fluorescence in situ hybridization for metaphase sample

-Protocol-

Fluorescence in situ hybridization for metaphase sample

A.前処理
  A-1)染色体展開標本の場合
    ❶ 0.1% NP-402×SSC に浸透(37°C30 分)する.
    ❷ 70%85%100% のエタノールで脱水(室温,各1 分)後,風乾する.
    変性液70% ホルムアミド/2×SSC に浸透(73°C5 分)する.
    ❹ 70%85%100% のエタノールで脱水(室温,各1 分)後,風乾する.
    ❺ 45°C のホットプレート上でプレパラートを加熱する.
  A-2)細胞塗沫標本の場合
    ❶ 2×SSC に浸透(72°C2 分)する.
    ❷ 0.05% ペプシンにて酵素処理(37°C15 分)する.
    ❸ 2 × SSC に浸透(室温5 分)する.
    ❹ 70%85%100% のエタノールで脱水(室温,1 分)後,風乾する.
    変性液70% ホルムアミド/2 × SSC に浸透(73°C5 分)する.
    ❻ 70%85%100% のエタノールで脱水(室温,1 分)後,風乾する.
    ❼ 45°C のホットプレート上でプレパラートを加熱する.

B
.ハイブリダイゼーション
  ❶ハイブリダイゼーション液を加熱(75°C5 分)し,プローブDNA を単鎖化
    する.

  ハイブリダイゼーション溶液を載せる(直径15 mm のカバーガラスの場合5 μ
    l
).

  カバーガラスをかけ,周囲をペーパーボンドで封をする.
  遮光した湿潤箱に入れ反応(37°C12 時間以上)させる.

C.洗浄
  ペーバーボンドとカバーガラスを剥がす.
   (カバーガラスは0.1% NP-402×SSC に室温で5 分間浸すと剥がしやすい)
  ❷ 0.3% NP-40/0.4×SSC で洗浄(73°C2 分)する.
  ❸ 2×SSC で洗浄(室温,5 分)する.

D
.対比染色・封入
  ❶ DAPI100 ng/ml)等のDNA 染色蛍光色素と蛍光褪色防止剤が含まれた封
    入剤で封入する.

  透明なマニキュアで周囲を塗り封をする.


和歌山県立医科大学人体病理学教室

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FAX 073-444-5777
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